2015年9月25日金曜日

秋フカし、窓の外にはカネタタキ(サメの地方名)

 パソコンに向かって原稿を書いていると、ふと窓の外から虫の声が聞こえてきます。
 
 秋も深まって来たなぁと、しみじみ思うのですが、中でも聞き覚えのある鳴き声の主がおります。

 その名を「カネタタキ」というのですが、「チッチッチッチッ」とリズミカルにまるで鉦鼓(しょうこ:お坊さんの鳴らす金属製の太鼓)を打ち鳴らすかのように 聞こえるのでそう呼ばれているようです。

 しかしカネタタキという、主に俗名というか地方での呼び名のあるサメもおります。

 皆さんよく御存じの「ハンマーヘッド」、そう「シュモクザメ」です。
もともと「シュモク」自体が、この鉦鼓のトンカチ(撞木)を指すので、意味合いとしては同じものとなります。

海遊館でひときわ存在感のあるアカシュモクザメ
サメ好きとは、虫の音を聞いてもサメを思い浮かべる何とも仕様のない人種であるということですね。
 おかげで原稿も進みません。

2015年9月22日火曜日

サメは海にいる

静岡県某所にて
恐らくHaieが見ることになる初めての野生のサメ。

 この海にサメはいるのか、この目で確かめに行きます。酔い止めを忘れずに…。


2015年9月18日金曜日

サメ博士の憂い(毎日新聞コラム記事に寄せて)


毎日新聞と東海大学の提携記事で、サメ博士田中彰教授のオピニオンが掲載されています。
http://mainichi.jp/sp/tokaism/opinion/con35_1.html




2014年のメガマウス公開解剖についても言及されています。私が特に気になったのは、ご自身が駿河湾をフィールドに研究をされてきたことに対し、熊野灘(和歌山・三重県南部)や相模湾(神奈川県)をフィールドにするサメ研究者がいないということへの言及でした。
 いずれもメガマウスの発見に関わりながらも研究空白地帯で、もどかしい思いをされておられるのだと感じました。

 サメ研究への理解がもっと深まれば、研究者育成と研究環境の醸成が果たせるのでは、との悔しさでもあるでしょう。
 一時の注目でなく、継続的に関心を保つにはどうすればいいでしょうか? 最近のサメ動向について私の思うところでもあります。

(この記事は旧掲示板で2014年6月12日に書かれたものです) 

 2015年9月12日より鳥羽市「海の博物館」では、企画展「サメはこわい?おいしい?役に立つ?」が開催中ですが、期間中にサメ博士田中彰教授をお招きして、「サメのふしぎを探る」と題したサメのお話をするイベントがあります。
 ご興味ある方は、ぜひサメ展開催中の海の博物館へお越しください。
 日時:2015年11月22日 13:30~15:00 海の博物館内において開催(事前申し込み要) 

 関連コンテンツ: 田中彰先生のサメイベントの軌跡
 2004年 海と魚の探究セミナー(東海大学海洋科学博物館)
 2007年 サメ祭り(日本板鰓類研究会主催 東海大学海洋科学博物館)
 2013年 サイエンスカフェ「サメ展を2倍楽しむためのフカいい話」(須磨海浜水族園)
 


2015年9月13日日曜日

ミュージアムセミナー「サメはこわい?おいしい?役に立つ?」(三重県生涯学習センター)

 「海の博物館(鳥羽市)」でのサメの企画展「サメはこわい?おいしい?役に立つ?」が9月12日より開催されるのに合わせて、三重県総合文化センター内で学芸員の方による講演が行われました。



 三重県生涯学習センターでは、三重県内の博物館へ足を運んでもらうためのプレゼンイベントとして「ミュージアムセミナー」を実施しておられるそうで、今回は海の博物館さんによるPRということのようです。

 私も前日申し込みながらも京都から駆けつけ、講演を拝聴してきました。(参加は無料)


 当日の会場は津市の三重県総合文化センター内にある生涯学習センターの視聴覚室でした。参加人数は50名を超えているようで、臨時のイス席まで用意されていました。
 会場にはメディアの取材カメラも入っていました。(三重テレビ)

1Fホールにて行われたサメのパネル展示

 講師の方は、同館学芸員の縣拓也さん。お若い好青年で、サメのお話を「あまり詳しくないのですが…」と謙遜されながらしゃべっておられました。

 海とヒト、自然とヒト、というこちらの博物館のテーマに直結するものが「サメ」であるということのようです。

 お話の要点は、サメを見る三つの視点(生物・食・素材)からサメ自身の生態(どんなサメがいるのか、サメとは何なのか)、サメにまつわる文化伝承、サメを食材にした食べ物の紹介、サメを利用した製品群の紹介という展開でした。
 詳しい内容はサメイベントとして本家サイトで近日コラム形式で取り上げますのでお待ちください。

 感想としては、サメのたくさんの文化的な話題がとても楽しく、食・伝承・素材いずれもサメの奥深さを知る内容で京都から来た甲斐がありました。

 その中でも、サメを用いた食品「津はんぺい(はんぺん)」の話題が気になりました。博物館のイベントでもその「はんぺん」づくりが催されるそうで、津市内で営業されておられる「山熊商店」さんで作っておられるとのことでした。→はんぺいとは?(外部サイト)

 食べてみたいし、せっかくなので…
 行っちゃいました!
お店はお休み? ※車はマイカー(18年もの)です
 実は学芸員の方にお店の場所を聞こうと思ったのですが、熱心な質問者の方とお取込み中なので断念しました。それで同じ建物内にある図書館の地元資料コーナーで商工名鑑を見つけて住所を調べ、住宅地図で探し当てました。(どうでもいい話)

 運よくたどり着けて、お店の方にお会いしてお話を伺うこともでき、はんぺいも入手できました。
 休業日にアポなしでも歓迎いただき、私の興味にお付き合いくださった有限会社山熊商店社長の島岡さま、本当にありがとうございました。

  食レポも、本家サイト「サメを食べよう!」コーナーで近日公開予定です。夕餉で食べてみて、はんぺんの常識が覆る食感とうまさでした! これは関西人でもイケる!

 というわけで津市でのサメ文化探訪のトリップは充実したものになりました。でも本チャンの「サメ展」にも行かないと。
 レポート予定ばかりでホンマにUPできるか怪しい…。
半月状の形の津はんぺい(焼いて伊勢醤油でいただきました)

2015年9月11日金曜日

サメイベントのお知らせ(海の博物館:三重県)

 三重県鳥羽市にある「海の博物館(公益財団法人 東海水産科学協会)」にて
特別企画展「サメはこわい?おいしい?役に立つ?が行われます。

http://www.umihaku.com/past_event/shake/shake.html

©海の博物館 Toba Sea-Folk Museum

 水族館などのサメ展と違い、食や利用に重点が置かれた展示となっているようです。
 会期は9月12日から1月11日で、期間中にサメイベントも同時開催されます。

 海の博物館公式ツイッター https://twitter.com/umi_museum
 
 主なイベントはサメの歯クラフト体験(10/4)、サメではんぺんを作ろう(10/17)、 サメ博士・田中彰教授による講演会「サメのふしぎを探る」(11/22)、鳥羽水族館見学「サメのなぞ解き探検隊」(注:親子限定有料 11/29)など好企画がメジロ押しです。(各要事前予約)

 田中彰先生の講演は、サメを知るにはまたとないチャンスです。定員50名ですのでお早めに。

 常設展示でも伊勢志摩の漁民文化や漁具などが展示されています。サメを積極利用する地域であることの意味を知ることができるかもしれません。

 また9/12には、津市内の三重県生涯学習センターにて、学芸員の方による「みえミュージアムセミナー」の講演も行われます。
 http://www.center-mie.or.jp/manabi/event/sponsor/detail/3710

 
全国でも珍しいヨーロッパ産のハナカケトラザメ:志摩マリンランド

 博物館へのアクセスは、JR/近鉄鳥羽駅からバスで37分とやや遠目ですが、近隣の志摩マリンランドや鳥羽水族館も合わせて訪れるのもよいのではないかと思います。

 →サメのいる水族館

ほぼ常設展示のカスザメ:鳥羽水族館
 
 (サメイベントは毎度直前の告知ばかりで申し訳ありません m(_ _)m)
 

2015年9月10日木曜日

新種のサメ[Bythaelurus tenuicephalus]が発見される 今期5例目(2015年 Zootaxa)

サメの新種発見は、今年に入ってからは5種めの記録となっています。

 今回見つかったサメ「Bythaelurus tenuicephalus」は、西インド洋の深海に生息するトラザメ科の仲間だそうで、アブストラクトを拾い読みしますと(ド素人判読)同じBythaelurus属に分類される他のサメと比べて、鼻先の形や鼻孔に特徴があるようです。(CARINA JULIA KASCHNER, SIMON WEIGMANN & RALF THIEL)

 掲載誌 国際学術誌「Zootaxa」
http://biotaxa.org/Zootaxa/article/view/zootaxa.4013.1.9

 ちなみに2015年9月現在では、サンゴトラザメの一種、 Bythaelurus属の一種(今回とは別種)、トラザメ属の一種、コモリザメ属の一種が報告されています。

 本家サイトのサメリスト(サメ全種一覧)
  http://www.geocities.jp/haie1976/list.html
  …そろそろ属名にも和名表記を反映させた方がいいのかも。(独り言)

 ちなみに当方はサメ研究者ではありませんので悪しからず。


 
 

2015年9月9日水曜日

サメ騒動によるミスリード(NHK:クローズアップ現代)

大阪海遊館で展示されたイタチザメ(現在は展示してません)

 昨日、NHK総合で放映された『クローズアップ現代 サメ!凶暴バチ! 温暖化で“危険生物”があなたに迫る?』を視聴しました。

 率直に言って、サメの取り上げ方に不満がありました。

 曖昧なサメの被害 

 このプログラムで取り上げられた“危険生物”なるものは、サメ(番組中はイタチonly)、ヒョウモンダコ、アンドンクラゲ、ヒトスジシマカ、ダニ類、ツマアカスズメバチでした。実際に起こった被害の報告はクラゲ、ダニ類、スズメバチで、 サメについては同番組で出演された多良間島の前泊氏の証言による「3,4年前 3人もやられたんで」というわずかなインタビューのみでした。

 この証言は、恐らく2012年の奄美大島の転覆事故を差しているのではないかと推測されますが、「やられた」という言葉は「殺された」のではなく「咬まれて負傷した」ことを意味しています。
 参考: 「現代ビジネス 経済の死角 サメ被害

 しかし視聴者は「殺された」方にも受け取ることができ、事実となる詳細な被害を追記しなかった報道側の姿勢が問われます。

 サメの駆除数増加≠サメの増加

 また前泊氏を「長年サメの駆除に関わってこられた」と紹介されていますが、同氏がサメ駆除を専門に始めたのは10年ほど前で、水産庁から「離島漁業再生支援事業」による補助金が出始めた時期でもあります。

 そして棒グラフで示された駆除数の推移(サメ駆除を実施している豊見城市・糸満市・渡名喜村・宮古島市・石垣市における)が提示され、平成20年度に50に満たなかった捕獲が平成26年度には250を超えるようになってきています。

 この数字は、一瞥するとサメそのものが増加したように見えますが、事情が変わったのは人間の側であることも理解しなくてはならない数字でもあります。
 捕獲努力量の提示がないので、出漁そのものが増えたのか、取り組む作業船が増えたのか、はたまた効率よく捕れる漁法にしたのか、判断しかねるデータです。

 前泊氏は真剣に取り組んでいらっしゃるのに、マスコミはサメが暴れるシーン取りたさに多良間島へ行っただけで、その実態は最近放映のあった「鉄腕DASH」の方がまだましな内容でした。
 漁業被害の実例やサメ駆除後の利用などにも触れるべきだったのではないでしょうか。 

メジロザメの仲間でも鼻先が尖っていないのが特徴のイタチザメ
 
 イタチザメが北上したかのような印象操作

 他にも番組では今夏の茨城県沖でのサメについて「美ら島財団総合研究センター」の佐藤圭一氏(サメがご専門)がサメの生態に関わるインタビューに応じていました。

 同氏は「水温が高い海域を好むサメ」であることを証言されていましたが、番組を見た一般の方はこの流れでは「イタチザメ」以外に浮かばないでしょう。(オオメジロザメも同海域では危険なサメですが、触れられていません)
 サメがご専門の佐藤氏でも、映像のみでは何ザメか特定が困難なメジロザメの仲間です。
 「普段沖縄にいるようなサメ」との証言も、その後の流れで今夏に関東周辺に北上したと思わせるようなものでした。

 同氏は取材時に「これはイタチザメではない」、と言われたかもしれませんが、編集権は報道側ですから印象操作が可能です。
 「水温が上昇して普段沖縄にしかいないようなイタチザメが関東にやってきた」という結論ありきの内容でした。
 ちなみにイタチザメも本州沿岸に来る例は報告がいくつか挙がっていますが、あまり大きな個体の事例はないようです。そもそも茨城の個体に限って言えばイタチザメなんかではないでしょうに。
 神奈川県立生命の星・地球博物館の報告→PDF
 今夏のサメについて同館瀬能氏のコメント
 
京急油壺マリンパークのイタチザメ(幼体):現在は展示してません。

 番組では、海水温の上昇で生態系の異変が生じているとの展開でしたが、サメに関して言えば裏付けとなる事実の明示が少なく、"番組のツカミ"の扱いであったことは間違いないでしょう。
 他の魚種で南日本にいるものが北上した例を単純に取り上げればよいのであって、特定困難なサメである必要性はないのです。

 サメをテーマに積極的な番組作りをしていただくのは大変よろしいことなのですが、バラエティではなく報道番組ですので、もう少し内容を詰めてもらいたいところです。
 サメに関わる方々の沽券にもかかわるので、見た直後は「なんじゃこりゃあああ」が止まりませんでした。

 受信料払ってるから文句の一つも言わせてください、NHKさん。
 深海サメ続編マダー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

(サメコラムにしたいですが、ただの文句なのでこちらで投稿します)

2015年9月7日月曜日

サメ食文化に関する論文(日本調理科学会誌)

東京の某スーパーで売られていたネズミザメの切り身

 サメ好きのサメへの関心は、サメという種そのものへの興味とともに、実際のサメ食へもベクトルは向かいます。
 (この辺は、犬や猫が好きだからと言ってそれを食べたいかと思われるのと一線を画しています。
 サメは愛玩するものではなく、いわば探究心や知的好奇心の対象で、個人的にはトヨタマヒメ伝説に見られる、南方にルーツを持つ日本人の祖先たちが持っていたある種の崇拝にも近い意味を帯びていると思ってるが…んなこたーない)

 かつて東京住いであった頃に、サメ食になじみのない地方出身ながら、下町のスーパーに並ぶサメの切り身を見て、色々と料理を試していました。
 →サメを食べよう!

 恐らくこういった範疇からは外れると思いますが、日本中のサメを常食する地域での食習慣についての論文が発表されました。

 
  近現代におけるサメの食習慣  (日本調理科学会誌)
  就実短期大学 畦(うね)五月 准教授

 詳しい内容は未読ですが、アブストラクトにはサメ・エイを素材にした食習慣について調理法などの観点からサメ食の文化的な意味に触れられていました。
 サメ食に特別な意味を持たせることで地域が受け継いできた食への精神を知ることができるでしょう。(いずれ目を通すつもりです)

 おかずの一品として私のように興味でチャレンジするのは邪道なのかもしれません。でも個人的には、関係なく日本人はもっとサメを食べていいはずだと思っています。
 サメのタレを伊勢で購入した際に、魚屋の大将が言うには「僕らの子供の頃は、学校のお弁当に入ってたんだよなぁ」とのこと。 →サメのタレを食べてみた
 
 青森のサメすくめ、栃木のモロ、伊勢のタレ、三次のワニ料理、鐘崎カズノコetc
 郷土のサメ料理、興味ある方は調べてみてください。
Haie調理:モウカ(ネズミザメ)のイタリアン風
  (ちなみにこの論文の掲載は海外のニュースレターで知りました)

鐘崎かずのこ(ノウサバ):ホシザメを使った料理

2015年9月4日金曜日

スマスイに新たなメジロ系のサメ



須磨水族園に新たなメジロザメの仲間が加入

 もう二年も前になりますが、スマスイでサメ展が行われた時のこと…図らずもサメ仲間の皆さんから知らされて「波の大水槽」にメジロザメの一種がいることを確認しました。
 その後の公式発表で「クロトガリザメ」と同定(種を特定)されました。
 以来スマスイに行くたび、この子の成長を見るのがとても楽しみになっています。

 数ヶ月ぶりに訪問し、やや大きくなり元気に泳ぐ姿を見せてくれましたが、同じような姿のサメがもう一匹…増えてる!!

 しかもおなかがパンパンなのは、混泳しているイワシをたらふく食っているからなのでしょうか。さらにクロトガリザメと確認された先住者よりもクロトガリザメらしい感じなのです。
(この辺はそのー、サメ好きならわかるアレなんですが、背びれの形が小さめでカーブかかっててとか、ムックリ・シュッな感じとか……わかりませんよねorz)

  しかし断定するには早計です。とりあえず写真を撮りまくって(なるべく貼りつかないようにしてますけど)、どうにかこうにか判断できるように材料を整えま した。isharkfinも駆使してやる! 「日本産魚類検索 全種の同定」もわかる範囲で参照する! 「Field Guide for Sharks of the Genus Carcharhinus」も読める範囲で見る! それでも自信ないわぁ。

 園側に聞いた方が早いのは承知ですが、この何ザメか悩む楽しみも一つ私の趣味嗜好なのですよ。


 
 スマスイのサメ度が上がって私も嬉しい。
写真下が先客のクロトガリザメ、上が新参者のメジロザメ系。  

2015/8/23 サメ画像掲示板再掲

2015年9月3日木曜日

ウバザメの頭部を3Dスキャンで再現!(Museum Victoria)

 

今年の六月にオーストラリア南東部ヴィクトリア州のポートランドで捕獲された6.3mのウバザメ。
 国立博物館を所管するミュージアム・ヴィクトリア(Museum Victoria)が頭部とヒレを取得したようですが、その過程でウバザメの頭部を詳細に3Dスキャンするという試みがなされました。

http://www.theage.com.au/technology/sci-tech/shark-gets-his-head-checked--for-science-20150814-giz1kg.html

動画で紹介されたスキャン画像は、まるで本物かのような出来栄え。
標本化するにあたって、剥製や液浸といった方法がとられることが多い中でそういった加工前のデータを鮮明な画像として残すことに意義を感じました。


アクアワールド大洗で展示されているウバザメの剥製標本(8.6mのオス)


 コストのかかる標本化ができない場合、こういった手法で正確なデータを取得することは、いたみやすい標本を時間をかけずに計測できる面もあるようです。実際に一時間ほどでスキャニングは終わったそう。

 日本でも大型種が見つかった場合、例えばメガマウスなどで実用できるのではないでしょうか。



(京急油壺マリンパーク所有のウバザメ頭部液浸標本)
2015/8/28 サメ画像掲示板投稿 再掲

2015年9月2日水曜日

レアサメ情報!日本海産エビスザメの展示(丹後魚っ知館)

video

 
超貴重なエビスザメの展示

 1989年に京都の水族館として大阪海遊館よりも先んじて開館した「丹後魚っ知館」。
 関電の研究所内の施設なのですが、付帯施設とは思えないほどしっかりした水族館です。しかし実はアクセスの悪さで今回が初訪問


エントランス部分

  京都の南北を背骨のようにして連ねる「京都縦貫道」が今夏開通してその事情が変化し、市内に住む私にとって名古屋に行くよりも遠かったこの丹後エリアが近 くなりました。そこへ「レアサメ」として知られるエビスザメの展示に同館が成功したと聞き、ぼろいマイカーをすっ飛ばして逢いに行きました。

 こちらのメイン水槽で元気に泳ぐ姿を見て、惚れ惚れとしました。
 やはり風格が違う。
 しかも商売繁盛の「エビス」さま。エラも7対、こんな目出度いサメはいないでしょう!
1.4mほどで存在感たっぷりのエビスザメ

 8月最後の日曜日。多数訪れた来館者の反応もその辺が伝わるのか、なかなかの関心ぶりでした。
 エビスは、他館での飼育例もありますが今時点では同館のみの展示です(JAZA調べ)。しかも水族館の目と鼻の先の定置網で捕れたというのだから驚きです。
 2月に漁師さんから分けていただいて、予備水槽で試行錯誤しながらなんとか餌付けして、水温調節に気を遣いながら春に展示デビューしたとのこと。バックヤードの苦労が浮かばれ、サメ好きとしてもめちゃんこ嬉しい。
 
 ちなみにサメチェックでは、トラフザメ、エビスザメ、ドチザメ、エイラクブカ、シロザメ、ホシザメ、アブラツノザメ、トラザメ(+卵)、ナヌカザメ(+卵)、ネコザメ、イヌザメ(計11種)と、エイも豊富でなかなかのサメ度。
 特にアブラツノザメ(北海道産)も関西ではレア種です。

北海道産のアブラツノザメ 関西の展示は稀


 (スタッフの皆さま、お忙しいところご対応いただきましてありがとうございました)
2015/8/31 サメ掲示板より転記

サメ Haieのナカミ から フロク開設のお知らせ

 

(私の愛するカスザメ:須磨海浜水族園にて)

サメに特化したサイト「サメ Haieのナカミ」 を主催しております「Haie(ハイエ)」と申します。

 2004年11月よりサメの放談という名のコラムを書き続けて、早11年目
 いまさらながらブログを開設することとなりました。

 開設に至ったのは、拙サイトの掲示板が非常に使いづらいということから、 それに代わる媒体として機能を持たせるためです。

 早い話が、
 掲示板のようにブログを使います。ということです。

 なので、従来のコラムは本家のサイトで続けますが、お知らせ的な投稿に関してはこのブログ、もとい「フロク」で補いたいと思います。

 以上、Haieよりお知らせでした。